今回の台風24は勢力が大き日本各地に大きな被害をもたらした。遠州地域も暴風による大規模停電に見舞われ、公共交通機関にも大きな影響が出た。そんな中、我が家は停電にならなく通常の生活ができたことは幸いだった。しかし、暴風で記念樹のトチノキが折れ、母が住んでいる建物に向かって倒れ込み、もう少しのところで直撃は免れた。後で母親に聞いたら、深夜にメリメリと木が裂ける音が響いたとのこと。台風25号がまた近づいているようで注意しなくてはならない。





さて、PCが起動しなくなりブログ投稿も遅くなってしまった。使用年数も長かったので、修理はせずPCを買い替えた次第。



先週の状況としては、台風21号や長雨の影響で各河川は増水しており渓流釣りのコンディションはよくなかった。渓流シーズン終了となる9月最週末はどこに出かけようかと思案の末、回復基調の南アを選択。おりしも、台風24号が日本列島に近づいており土曜日から雨模様の天気予報。金曜日は晴れ予報のため、有休を取ってネコバス単独釣行を決行奈良田までは3時間半ぐらいかかるため、自宅を5時に出発し新東名新清水ICから富士川沿いを北上する予定だったが、何を間違えたか新富士ICまで行ってしまい慌てて富士から逆戻りしたって始末。時間には余裕があったのでバスの時間には間に合い事無きを得た。



奈良田に着くと、平日にもかかわらず釣り人多し。どこに入るのか聞いてみたら、広河原まで行く人はいなかったのでひとまず安堵。平日のバス運行は奈良田を始発8:50、広河原最終が14:30と休日に比べ釣りができる時間が少ないのが難点。広河原まではバス代片道1030円と協力金だったか100円を支払う。時間的には45分ほどで到着。途中に眼下に見える野呂川は水量は多いものの泥濁りはない。前回広河原に来たときは、本流では釣りがほぼ不可であったが、今回は水も澄んでおり期待できそうだ。





早速釣りの支度をして河原へ降りていく。本流は水量も多く、岸辺の岩裏を探っていくが反応がない。本流は諦めて前回好調であった枝流へ入るが水量は少ない。水は澄んでおり魚に気づかれないようにゆっくりと探っていくが反応がない。フライを変更しながら釣りあがり、やっと反応があったかと思いきやバレバレ。比較的水深のあるポイントから元気なイワナがフライを咥えた。野呂川のイワナはヒレピンで本当に綺麗だ。






これで気分も上々、お次のポイントへ。しかしフライは見に来るが見切られる場面が多く、釣果が伸びない。川底が黒っぽいポイントからは黒っぽいイワナがロッドを曲げてくれた。



早めの昼食を取り、釣りあがっていくがやはり簡単にはフライを咥えてくれない。それでもフライを変更しながらイワナと知恵比べ。今回反応が良かったフライはアントパラであった。



バスの時間も気になってきて退渓ポイントまで急ぐ。途中、本流の岸辺を探ってみたが反応は厳しかった。それでも大物と思われるアタックがありスリリングな場面もあったが、残念ながら数的にはツ抜けはできなかった。時間も迫り午後2時に納竿としバス停へ向かう。これで今シーズンの遠征は終了となるが、地元の渓は10月末まで釣りが可能なので悪あがきをしようと思っている。