平日アングラーとしては、珍しく土曜日に天竜川ルアーフライ専用区へ出釣となった。火曜日と金曜日に出かけようとしていたのだが、急な野暮用が入ってしまい断念した。その間に友人は、いい魚を釣り上げていてちょっと羨ましかったね。

さて、2月13日は土曜日とあって釣り人も多く左岸も右岸も賑やかだったが、この日は入る場所を密かに狙っていた。運よくそのポイントは誰も入っていないので、そそくさと釣り支度をし堰堤を渡り右岸へ。実は右岸に入るつもりで右岸駐車場へ直行したのだが駐車スペースに空きがなく左岸へ移動した。河原散歩と思えば問題ないことなんですけどね。

前日に友人が調子が良かったポイントで、詳しく鱒の居場所もアドバイスをもらっていたって訳なのだが・・・。期待とは裏腹に鱒からの反応はなく、フライを上流、正面、下流とあちこちキャストし探りを入れた。時たま中央の流れでライズもあるので鱒はいるはずなんだが、フライが合っていないのか、上手く流れていないのか・・・。午前中はここで粘ってみることにした。第1プールも釣れていないようで、やはり天候がいいと鱒の警戒心が強くなるのかなと思った次第。フライは実績のあるビーズヘッドマラブー#14のオリーブを選択。10時半ごろ、マーカーに当たりが・・・すかさず合わせを入れると乗りました。首振りして抵抗するのを堪えながら無事ネットイン。厳しい中の1尾は嬉しいですね。尾鰭が少し傷んでいたが50サイズでした。






これで気を良くして、お次の獲物を狙うが続かない。フライをビーズヘッドなしのマラブーオリーブに変更してみると、すぐにヒットしたが合わせが甘く痛恨のバラシ。やはりルースニングはビシッと合わせないとバラシ易い。しばらくして、また当たりがあったが、またしてもバラシてしまった。その後は反応なく、マラブーの色をオレンジにしてみたが続かず、お昼のサイレンが鳴ったので河原でランチタイム。

午後は少し状況が変わるかと思い、同じポイントで粘ってみたが鱒からの反応はなし。諦めて第2プール下流の流れ出し付近を探ってみたりしたが当たりはなく第1プール下流へ移動。中央の大岩にはノー天気さんがダブルハンドを振って遠投していた。

第1プールの流れ出し下流の瀬脇で盛んにライズしている鱒を発見。流下してくる虫を捕食しているようだ。0.8号のティペットを継ぎ足し、エルクヘアーカディス#14を結んでみたが、全く無視されてしまった。コンパラダン#16に結び直し次のライズを待つ。しばらくすると、また盛んに捕食のためライズを始めた。ラインにドラッグがかからないようにコントロール。2投目に鱒が川底からゆっくりとフライに近づき咥えた。それは、まるでスローモーションのシーンを見ているようだった。フライを咥えた後は強烈なファイトで抵抗しロッドをぐいぐいと絞りラインが出される。ドライフライの釣りはスリリングで楽しい。割と落ち着いてやり取りでき無事ネットイン。きれいな魚体の46でした。冬季エリアでのドライフライは、今シーズン2匹目であるが、このサイズがでてくれるとテンション上がりますね。




これで満足できたのでいいと思ったが、欲が出てもう1匹ドライで釣れないかとフライを替えながらライズポイントへキャストしていくと、またフライには出てくれたがフッキングが甘く痛恨のバラシ。その後はライズもなくなりTHE END。また暖かい日にドライでチャレンジしてみよう。